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西照寺様 本堂修復工事 ブログトップ

西照寺様修復工事 終了 [西照寺様 本堂修復工事]

今年の2月~8月の約半年に渡り、西照寺様の修復工事をさせて頂きました。

寺院での拭き漆仕上げは初めてでしたので、とても新鮮さがありました。

若手の匹田に関しては、木地研磨、拭き漆、本堅地、本堅地研ぎなど、色々な経験を積ませることもできました。
この度、修復をご用命頂きました、西照寺様、檀家の皆さんには本当に感謝申し上げます。

この経験を活かし、さらに多くの皆様に喜んで頂ける仕事を目指して、今後も若手を育成しながら活動していきたいと思います。


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西照寺様修復工事 7 [西照寺様 本堂修復工事]

内陣の宮殿周りが仕上がり、最後に床板に拭き漆をしていよいよ完成!

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正面から

修復前に比べると全体が引き締まり、拭き漆と黒漆のメリハリも出て全体的にうまくまとまりました。

黒漆部分は本堅地仕上げ。
丸柱は埋め木や寄せ木がしてあったため麻布を貼って同じく本堅地で下地。
黒漆塗りたて(塗りっぱなし)仕上げ。8分艶
1号色金箔仕上げ

木部は下塗り後、拭き漆3回仕上げ(正面の一部4回)


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側面から

絵襖の框も外して古い塗料研磨後に本堅地、黒漆仕上げ、縁に1号色の金箔仕上げ。


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内陣、外陣ともに合板の板を外し、無垢の杉板に3回拭き漆をして仕上げました。
格子は透き漆を塗ってメリハリを出しています。

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仏間部分の床は、隙間が出ないように木地調整を行った後、全体に麻布を貼り、布目調の仕上げになっています。
布目調にすることにより強度が上がるのはもちろんのこと、傷がつきにくく、傷も目立ちにくいという特性があります。


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内陣の床板は栗材に拭き漆4回仕上げになっています。
しっとりと落ち着いた艶で全体を引き立てます。


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西照寺様修復工事 6 [西照寺様 本堂修復工事]

本堂木部部分も拭き漆作業進行中!!

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職人見習い「匹田」も少しずつ腕を上げ始めてきました。
拭き漆の荒拭き中です。

拭き漆とは:
漆を塗って、乾燥前に余分な漆を拭きとる作業を繰り返して仕上げる技法で、木目を明るく美しく仕上げることが出来ます。


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内陣の丸柱、虹梁、升組、仕上がりです!!
あれ!?もう金箔が貼っている!??・・・
すみません、上塗り直後の写真を撮るの忘れていて、箔押しが終わってからの写真しかありませんでした(^_^;)
上塗りが終わり乾燥期間をおいてから最後に金箔を押して仕上がりとなります。


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虹梁のアップです。
黒漆と金箔のコントラストすばらしい!
仕上がりを見るとこの仕事をやっていて良かったぁ~といつも実感します。
タグ: 社寺 修復
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西照寺様修復工事 5 [西照寺様 本堂修復工事]

下地、木地調整が終わり、いよいよ漆塗りに入ります。

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まず最初に格天井の格子部分を塗っていきます。
この漆は、木目が現れるように透き通る漆を塗って仕上げていきます。

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続いて升組、虹梁、丸柱の順に塗っていきます。

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漆を塗ると印象がガラッと変わります。
また、漆を塗ったことにより下地の荒もガラッと現るので、漆塗装前に念入りな下地調整が必要になります。
この辺りは職人の腕の見せ所です。


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升組部分もなんとか塗りきりました。
なかなか刷毛が届かなかったり通せなかったりする場所が多いので、これまた技術が必要になる場所です。

基本的には中塗り2階、上塗り1回で仕上げます。
もちろん中塗りの後には水研ぎの作業が入り、より平面やきれいな曲面を出せるよう調整していきます。

タグ: 社寺 修復
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西照寺様修復工事 4 [西照寺様 本堂修復工事]

本堅地で丸柱、虹梁、升組の下地を作業をしながら、本堂内部の木地研磨も同時進行です。
漆を塗る前に、ホコリっぽい作業は全て終わらせなければなりません!

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今回は廊下の増築工事も同時に行われており、その結果、今まで外部だった柱が内部になります。
もちろん研磨で前の塗料と凹凸を平らにしていきます。

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こんな感じに!
平面を研磨して今度は角面を研磨していきます。
研磨も荒研磨、中研磨、仕上げ研磨、最後に一本一本手がけで、木地を丁寧に調整していきます。

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天井板の無垢材。
以前は合板が使用されていましたが、漆を塗りに当たり無垢材に交換したいというご希望で、格天井の板を1枚1枚大工さんが木取りして研磨、塗装に入っていきます。

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天井板で320枚ほどあったため、乾燥用の棚も作りました。

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本堂内部の木部木地研磨終了です。
この時点で、研磨の際に出たホコリの大掃除をします。
天井裏も足場を使ってよじ登り、ホコリを落としていきます。
大掃除が終わるといよいよ下塗りに入っていきます。
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西照寺様修復工事 3 [西照寺様 本堂修復工事]

2月から修復をしていた西照寺さん。前回までは修復工事2まで掲載していたので、その続きをご紹介して行きたいと思います。

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木地固め、麻布貼りが終わると、今度は堅地と言われる漆の下地作業に入っていきます。
漆と粒度の違う土の粉を混ぜた物をヘラや刷毛を使用して付けては研ぎ付けては研ぎの作業を繰り返して平面をとっていきます。

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一言に下地付けといっても大変奥深く、一番重要な作業になります。平面を付けては乾かし、彫り部分を付けては乾かしと言うように一度に全ての下地作業は行いません。
升組のようなものはさらに下地を付ける回数が増加します。
1面ずつ丁寧に下地作業をすることにより、平面と角をしっかりと整形していくことができます。

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下地作業が完了しました!!

タグ: 社寺 修復
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西照寺様修復工事 2 [西照寺様 本堂修復工事]

西照寺様 修復工事その2!


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古い塗料の研磨後、木固めと言われる作業を行います。木材はすっかり乾燥しているので、漆が大量に吸い込みます。
漆は、防虫・防腐効果もあるので、「これでもか!」っと言うくらいたっぷりと木に浸透させてあげます。


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乾燥後、割れ防止のため、麻布を漆で貼り付けます。
割れを防止するには、和紙・寒冷紗・麻布などが使用されますが、郷自然工房では、しっかりと編みこまれた麻布を使用することにより、強度が大幅に向上します。


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格天井も漆塗装にするため、以前使用されていた天井板は内陣・外陣とも全て外されました。天井に乗っていたホコリの量・・・相当なものでした。
天井板がなくなると、一気に寒さが増し、漆の乾燥に必要な湿度も逃げ放題(^_^;)

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西照寺様修復工事 1 [西照寺様 本堂修復工事]

仙台市泉区にある、西照寺様修復工事をご紹介していきたいと思います。
今年の2月より修復工事に入らせて頂きました。

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仏具関係の品物が全て取り外され、いよいよ修復工事スタートです!!

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宮殿の丸柱は、茶色いペンキが塗られており、パッと見分かりづらいですが、埋め木が施されている状態でした。


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大きい凹みに下地作業を施しながら、古い塗料を全て落とします。なぜそのまま下地しないの?っと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、塗料同士の愛称もあり、せっかく漆を塗っても簡単に剥がれてしまう恐れがあるため、基本的には全て塗料は落とします。


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こちらの写真は、外陣から内陣を撮影したものです。
クリア塗装がされておりましたが、こちらも全て落としました。
漆同士の相性は抜群で漆と漆の間から剥離することはまずありません。
どのな作業でも、この下地作業が仕上がりを左右します。丁寧に丁寧に下地処理をしていきます。
タグ: 社寺 修復
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仙台市内の寺院修復工事がスタートします [西照寺様 本堂修復工事]

仙台市泉区になる「西照寺」様の本堂改築工事が今年の2月よりスタートし、それに伴い、本堂漆塗装工事をさせて頂くことになりました。

御住職の同意も頂けましたので、今後作業の進行具合をブログでご紹介していきたいと思っておりますのでお楽しみに


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修復前の内陣正面の写真です。
材質は杉材でクリアの塗装がされている状態です。

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内陣側面からの写真です。
古い塗料は全て研磨して木地調整を行い、漆が塗装できる万全の状態に調整します。
柱・天井・床板に至るまでスリ漆を施し、総漆塗りの仕上がりになります。


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宮殿(本尊様が安置されている部分)以外の丸柱・虹梁・上部の枡組み部分は本堅地仕上げの黒漆塗りたて仕上げ
簡単に言うと「漆の下地をしっかりとして、黒漆を塗りっぱなしで仕上げますよ~」ってことです。

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特に丸柱の損傷が激しく、亀裂・埋め木部分があるので、古い塗料を落とした後、布貼りの作業を行い丁寧に仕上げていきます。

2月2日から作業開始になるので、進行具合をチョコチョコとご紹介していきたいと思います。
お楽しみに!!
タグ: 社寺 修復
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